入所者の男性(28)が腰の骨を折るなどの大けがをした事件で、栃木県警が11日、
同法人の別の障害者支援施設の入所者で、当時はビ・ブライトの職員として研修中だった男(22)を
傷害容疑で逮捕していたことが捜査関係者への取材で分かった。
県警は、ビ・ブライトで働いていた20代の女性職員も事情を知っているとみて調べている。
捜査関係者によると、男の逮捕容疑は、
今年4月中旬、入所者の男性に暴行し、骨折などの重傷を負わせたとしている。
瑞宝会などによると、男性は4月16日昼ごろ、体調が悪化。
自室で休憩したが血圧が下がり意識がもうろうとしたため、同日午後8時ごろ、救急搬送された。
診断の結果、男性は腰椎(ようつい)骨折のほか、
脾臓(ひぞう)から約1リットルの出血があり、全治6カ月と診断された。
一時は意識不明となったが、現在は意識を取り戻し、東京都内で療養しているという。
男性の母親は12日、毎日新聞の電話取材に
「PTSD(心的外傷後ストレス障害)というか、(男性は)今までになかったような表情をすることもある」と語る一方、
「生きていてくれてよかった」と話した。
県警は11日、同施設や瑞宝会本部など関係先を傷害容疑で家宅捜索し、
職員のデータや過去の施設内での事故の資料などを押収。
施設内の防犯カメラの映像なども調べている。
県警は、事情を知っているとみられる20代の女性職員からも事情聴取したが、
聴取後に連絡が取れなくなっているという。
ビ・ブライトによると、逮捕された男は瑞宝会が運営する栃木県内の別の障害者支援施設の入所者。
事件当時は社会復帰を目指す研修の一環としてビ・ブライトで働いていた。
以下ソース:毎日新聞 2017年9月12日 11時24分(最終更新 9月12日 11時41分)
http://mainichi.jp/articles/20170912/k00/00e/040/237000c