創業160年のうなぎ問屋が直営するうなぎ専門店。
「返すことによって、煙が立つ脂が落ちて」(うなぎ炙一徹 川上俊彦 料理長)
店内には香ばしいかおりが広がります。こちらの店では、国産のうなぎをつかったうな重が3000円です。
「おいしい、おいしい」(客)
毎年高値が続く、うなぎですが、今年はちょっと朗報が・・・
「稚魚が例年よりは多めに捕れていた」(うなぎ炙一徹 川上俊彦 料理長)
現在、うなぎの取引価格は、一番高かった5年前と比べて6割程度までに下がっています。さらに今年は、うなぎの稚魚の漁獲量が3年ぶりに回復。日本鰻輸入組合によると、稚魚が成長して市場に出る7月ごろには、取引価格が下がっていくというのです。
「来年また同じように捕れるか分からない。そこから(捕れる量が)落ちると、下げた(価格を)また上げないといけない」(うなぎ炙一徹 川上俊彦 料理長)
すでに利益が少ない中で販売しているため、こちらの店では、すぐに値下げするのは難しいと話しますが、今後に期待するとしています。
一方、土用の丑の日に向けて、ほぼ間違いなく安くなると言われているのがスーパーの蒲焼きです。
「昨年は国産鰻の主力の商品が税込みで1980円で販売していたものが、今年は税込み1706円で提供できる。1〜2割ほど安く提供できる」(ベイシア青梅インター店 鈴木伸男 店長)
去年の土用の丑より200円から300円、およそ15%安く提供できるといいます。さらに、去年2串およそ1270円だった中国産のうなぎは、1串およそ430円に。去年の秋以降は、うなぎの蒲焼きの相場が下がっていたため、今年は安く売れると話します。
「食べたいなと思う。季節物ですから」(客)
さらに、台湾や中国でもうなぎの稚魚が豊漁だった影響で、秋以降はさらなる値下げにつながるとみられていて、今年は久々にうなぎを楽しめる年になるかもしれません。(07日16:44)
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