【生理学】アメーバに感染し休眠状態にさせる性質が「メドゥーサ」を連想させる「メドゥーサウイルス」の発見 京大など[02/15]
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京都大学化学研究所の緒方博之教授らをはじめとする研究チームは、アメーバに感染する新規巨大ウイルス「メドゥーサウイルス」を発見した。
今世紀初頭に生物学の常識を覆すウイルスが発見された、このウイルスはミミウイルスと呼ばれ、単細胞真核生物であるアメーバを宿主として増殖する。単細胞生物を凌ぐ大きさと複雑さを誇るミミウイルスの発見は、「ウイルスは小さくて単純なもの」という固定観念を覆し、世界中の研究者らが巨大ウイルスハンティングを開始した。
今回、同研究チームは、北海道にある温泉地域の湯だまりとその水底の泥土サンプルから、アメーバを宿主として新規巨大ウイルスを分離し、その感染過程・粒子構造・ゲノム組成の詳細を調査した。その結果、この新規巨大ウイルスは、これまでに知られていた巨大ウイルスと多くの点で異なる性質を持つことが分かった。
この巨大ウイルスは、アメーバを宿主として増殖するが、感染過程で一部のアメーバ細胞を休眠状態にする。この性質が、見たものを石に変える「メドゥーサ」を連想させるため「メドゥーサウイルス」と命名された。また、ヒストン遺伝子全セットを保持する初めてのウイルスであるなど、特異な粒子形態とゲノム組成から新たな「科」に属することが明らかとなった。
今後、メドゥーサウイルスの感染過程を分子レベルで解明することにより、巨大ウイルスと真核生物の太古以来の共進化誌が紐解かれることが期待される。
論文情報:【Journal of Virology】Medusavirus, a novel large DNA virus discovered from hot spring water
https://jvi.asm.org/content/early/2019/02/04/JVI.02130-18
https://univ-journal.jp/24762/ そもそもウィルスって、物質と生命の狭間にいるような存在だろ?
単なる化学的現象として増殖するものなのか。
だとしたら、そもそもどこから発生したのか。
こうしている間にも新しいウィルスがどこかで生まれているのか。
そういえば、永久凍土とか、南極の地底湖とかに未知のウィルスが
存在する可能性が指摘されていたよなあ。なんか怖いなあ。 経験的に、ヤル気を凍結させる巨大ウイルスがいることはわかってる。 メドゥーサって次女だか三女でしょ
どうせなら長女の名前にすればいいのに 「現代の女子高生と同じ姿」と話題の1932年の少女たち、どの程度のレアケースだったのか?
https://t.co/y8ZkbGXn02 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:b73a9cd27f0065c395082e3925dacf01) >>5
ウイルスは生物の細胞システムありきのもので、
細胞に入り込んで、細胞の機能を変更し、自分と
同じものを作らせるもの。
だから細胞がなくちゃいけないし、自身が細胞を
持っていないから、生物じゃないのではと言われ
ている。
なので、生物の定義に地球の生き物に共通の細胞
システムが必要なら非生物ということになる。 >>16
15年くらい前の認識ですか
いまは新しいカテゴリーの生物と言われてますよ >>18
ウイルスを生物としてる学者の弁でも、最初の前提は同じ。
https://synodos.jp/science/20043
この人の場合、生物として初めに存在したのは細胞システムでなく、ウイルスのような遺伝子ありきで何らかの現象を使って自己複製するシステムだったのではと仮説を立てているよ。 >>9
>メドゥーサって次女だか三女でしょ
>どうせなら長女の名前にすればいいのに
長女と次女だと完全に不死なので
相手を固められてかつ不死でない三女がちょうど良くて 休眠状態にすることがウィルスにとって何かプラスになるのか判らんな
むしろアメーバの防御反応のようなものという可能性は?(例えばその間に他のアメーバが待避できる) 他の生物の細胞に寄生するようになった生物が、突然変異で次第に遺伝子を
少しずつ失っていった場合、それが自分単独での生命活動とか増殖に不可欠
なものである場合には、もはやその寄生をしていた生物は自立できなくなる。
寄生している宿主の遺伝子や細胞内器官などの補助を受けていないと
活動も増殖もできなくなるんだ。その結果、寄生していたつもりだったが
いつのまにか宿主の一部に変化してしまう場合(ミトコンドリアや葉緑体など)
それは宿主によって元は寄生していた生物の増殖などの制御がうまく
為されている場合だろう。別の結果は、寄生生物は自分単独では活動できないし
増殖もできないが、宿主の細胞内の遺伝子や細胞内器官、酵素などを使えれば
活動できて増殖もできる。そうして最後は宿主の細胞を破って拡がって行ったり、
活動や増殖の結果宿主の細胞を不調にして殺してしまう場合もあるだろう。
でも免疫系などを活動させたりしないようにするためには、
それほど宿主の害にならない程度に自分の緩やかな増殖だけに落ち着くようにして
人目に付かないようにして、宿主に寄生するのが賢明な戦略かもしれない。
もちろん意識があってそうしているのではなくて、淘汰によって最適な戦略が
自然選択されることでそうなる。 多分、細胞型生命の誕生の時点で、非細胞型生命の一部が細胞間を渡り歩く性質を身に着け、
そういったタイプの非細胞型生命だけ今日まで子孫を残してきた、という事なんじゃないのかな。
そこら辺の謎を解明するカギになってくるのが、この研究で扱われている、
アメーバ寄生性の巨大ウイルスなんだろう。 ウィルスによる遺伝子の水平移動による種の壁を越えた遺伝子の移動や模倣が
比較的規模の大きいDNA列による遺伝子についても起こっているとすれば、
このような巨大ウィルスが存在するせいかもしれないな。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています