The Real Black Panther - Black Leopard Spotted in Kenya
https://youtu.be/5aDsB-qTLLk?t=17
■先天的な色素過多「メラニズム」の雌ヒョウ、自動撮影
アフリカで100年ぶりに黒いヒョウが確認された。
ケニア中央部に潜む“黒いヒョウ”のうわさを聞きつけた生物学者ニック・ピルフォールド氏は、2018年に調査を開始、ロイサバ保護区の低木林にカメラトラップ(自動撮影装置)を仕掛けた。ほどなくして、求めていたものの撮影に成功した。非常に珍しいメラニズム(黒色素過多症)のヒョウの決定的な証拠だ。
カメラに収められたメラニズムのヒョウは若い雌で、母親と思われる大きな普通のヒョウと歩いていた。
メラニズムはアルビニズム(先天性白皮症)と対照的に、先天的な色素過多によって皮膚や体毛が黒く見える形質だ。メラニズムのヒョウの存在は、ケニアとその周辺で昔から報告されてはいたものの、科学的に裏づけられたことはほとんどない。
2019年1月に学術誌「African Journal of Ecology」に発表された写真は、アフリカでは100年ぶりとなるメラニズムのヒョウの科学的記録だ。
2017年の時点で裏付けが取れていた目撃情報は、1909年にエチオピアの首都アディスアベバで撮影され、米国ワシントンD.C.の国立自然史博物館に保管された1枚の写真のみだった。ヒョウはアフリカ大陸の広範囲に分布するが、生息地の消失や獲物の減少が原因で、生息域は少なくとも66%縮小している。
米サンディエゴ動物園グローバル保全研究所に所属するピルフォールド氏は「ほとんどの人は、何かしらクロヒョウの目撃談を聞いたことがあります。いわば伝説的な生き物なのです」と話す。
「ヒョウの狩猟が合法だった頃(1950〜1960年代)にケニアでガイドをしていた年配者によると、黒いヒョウを捕まえてはいけないという暗黙のルールがあったそうです」
■熱帯雨林でのカムフラージュ
ヒョウの生息域はアフリカからロシア東部にまたがり、9つの亜種が存在する。ピルフォールド氏によれば、現存するヒョウの11%がメラニズムと考えられているが、そのほとんどが東南アジアの個体だという。東南アジアの生息地は熱帯雨林で、木陰が多い。
ネコ科動物を保護しているNPOパンセラで、ヒョウ遺伝子解析プロジェクトのコーディネーターを務めるビンセント・ノーデ氏は、メラニズムのヒョウは東南アジアの熱帯雨林に溶け込みやすく、狩りに有利だと説明する。ノーデ氏は、今回の研究には関わっていない。
一方、ケニアでは、半乾燥帯の低木林で目撃されている。「ケニアのヒョウはサバンナに近い環境で暮らしています。そのため、環境に適応するうえで、メラニズムは利点になりません」とノーデ氏は話す。ただし、夜行性であることを考えると、少しくらい色素が多くても不利にはならない。また、若い雌が母親と一緒に行動していたという事実は、体色の違いが家族の絆に影響しないことを示唆していると、ピルフォールド氏は述べている。
続きはソースで
https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/021400102/ph_thumb.jpg
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ナショナルジオグラフィック日本版サイト
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