【菌類】セミに共生菌、栄養補う 「冬虫夏草」由来、薬にも つくばの産総研、米科学誌に発表 /茨城[06/24]
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日本に生息するアブラゼミなどに、漢方薬の原料になるキノコの一種「冬虫夏草」に近い菌類が共生し、
栄養を補っているという研究成果を、産業技術総合研究所(つくば市)などの研究チームが発表した。
「冬虫夏草」そのものに寄生されたセミは死ぬが、セミの進化の過程で、一部が共生するように進化したと考えられる。
米科学アカデミー紀要に掲載された。
研究チームが国内に生息するセミ24種を調べたところ、アブラゼミやミンミンゼミ、
ヒグラシなど15種の体内に共生する菌類を検出した。
この共生菌の遺伝子配列を調べたところ、「冬虫夏草」に近いことが分かった。
ツクツクボウシから取り出した共生菌は培養にも成功し、必須アミノ酸やビタミン類を合成する能力を確認できた。
一方、ニイニイゼミなど9種からは検出されなかった。
米国のセミを対象とした研究結果では、セミには体内に微生物を保有する器官があり、
必須アミノ酸やビタミン類を合成する2種の細菌が共生し、
地中にいる幼虫期に必要な栄養素を補っているとみられるという。
チームの深津武馬・産総研首席研究員は「冬虫夏草類からはこれまでも有用な免疫抑制剤が見つかっている。
セミと共生する菌を調べていけば薬剤として利用できる可能性もある」と話す。
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2018/06/24/20180624k0000e040172000p/9.jpg
毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20180624/ddl/k08/040/057000c 寄生種の近縁種が共生種って面白いね
まあ逆に色々と手の内を知ってるって事なんだろうw 余計なことして吸血セミ出現!というシナリオですか? 完全に冬虫夏草というわけじゃないんだな…
セミ冬虫夏草か 昆虫類は、おそらく哺乳類のような白血球などによる高度な免疫系は持っていないだろう。
そこで、細菌やウィルスに対する化学物質を、長い進化の過程で獲得して、
それを体液の中に分泌することで、自分に害を為す細菌類やウィルスから
防御をしているのだろうと思う。しかし、害を為さないでむしろビタミン類を
合成したり、あるいはセルロースを分解して糖類を作る細菌などは、
寄生を排除しないように進化して共生したのだろう。しかし、ある日
そのような善玉の細菌に、ウィルスや遺伝子組み換えなどで性質が変わった
ものができてくると、直ちには防御の為の昆虫の遺伝子が用意されるわけでは
ないから、病気になって細菌の餌になって死んでしまうこともあるだろう。
変化した細菌と変化前の共生菌との違いが僅かだったら、昆虫の持つ抗菌物質は
効かないだろうから。ともかく、昆虫の分泌する抗菌物質は、それを物質として
同定して量産できれば、人間にも有効なことがあったりもするだろう。
たとえばそういう物資を塗ることで水虫が治れば良いよね。 この研究がしょうもないのは、微生物による物質生産ということの意味を全然理解していない
ところにある。深津は抗生物質とかビタミンの研究を理解しないで、勝手に共生菌が
そういう機能を果たしていると決めつけている。 >>5
バイオ投薬の可能性の方が面白かろう
常在大腸菌にビタミン類を作らせるとかさ 冬虫夏草を最初に食べた人ってすごいな。虫からニョキニョキはえてくるんだろ おもしろいね。ここにくわしく出てる。
ttp://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2018/pr20180612/pr20180612.html
もと論文はここに。
ttp://www.pnas.org/content/115/26/E5970
たとえばすごいのはこれ。冬虫夏草だったのが母虫の体内で卵に伝わってる。
ttp://www.pnas.org/content/pnas/115/26/E5970/F4.large.jpg
完全に一体化、共生化。 皮膚のメラミン細胞はもしかすると、
植物における葉緑体のように、
何か外来の生物の遺伝子が共生した結果? 半翅目にバクテリアの内部共生が居るのは知られていたし
ミトコンドリアや葉緑体もバクテリア由来だけど
真核生物である糸状菌由来の内部共生微生物ってのは動物全体でも珍しいんじゃないか? >>4
多分共生体の多くには元は寄生生物だったのがいる 大腸菌もヒトと共生しているのかな?
回虫もヒトと共生してたのに、絶滅まじか? 今日初セミきいた。ニイニイゼミ。共生細菌だけで冬虫夏草由来菌は入ってないやつだ。 チフス菌もネズミにとっては人間の大腸菌と同じようなものだとか。 もしも、蝉の体内に共生する細菌類が、蝉が松の樹などにとりついて
樹液をすうことで(蝉を媒介として)樹に感染して、それで松が枯れる
病気になっていたりしたら、どうだろうか?
菌に感染して病気になっている松の樹の樹液を幼虫時代あるいは成虫時代に吸って、
蝉がその吸った口で別の樹にとまって樹液を吸うと、感染がうつるなどと。。。 >>30
イネのイネ縞葉枯病はセミではないが同じ半翅目同翅亜目のウンカが
汁を吸った所からウイルスが感染して起こる じゃあ、松が枯れる病気も、もしかすると蝉が犯人かもしれないのかな? >>32
松枯れはマツノマダラカミキリとマツノザイセンチュウ 木の汁だけ吸って、クマゼミはじめあのガタイに育つのが不思議だったが 共生菌のお陰なのか?
キノコ菌パワーの、オオクワガタに似てる。同じ大型でもミヤマクワガタとかは違うっぽいが 面白い研究ではあるんだけどさ・・・
> セミと共生する菌を調べていけば薬剤として利用できる可能性もある
この取って付けたような研究成果の社会還元よ >>35
「必須アミノ酸やビタミンを合成」してセミの役に立っている、と決めつける時点ですでに怪しい。
そんな機能はその辺の細菌だって持ってるもんな。 >>30
それマツノザイセンチュウじゃね?
菌じゃなくて線虫かな 蝉が吸血昆虫でなくてよかったと思う。
間違っても蚊などの遺伝子を実験で導入したりしないで欲しい。 >>1
寄生は宿主が死んじゃうと意味がなく、共に繁栄するのが理想形。
そう考えると、進化の過程で寄生から共生、最終的には同化(ミトコンドリアのような相手の一器官に)ってのは自然の流れ。
であるならば、我々を含む多くの生物の器官には結構な割合で元寄生生物由来のが存在する?? >>36
その辺の細菌とやらがセミに寄生して殺す菌に近かった、というのが今回の発見だろ
それよりセミの必須アミノ酸やビタミンって何だろな シロアリの消化管に共生している微生物は、セルロースを分解して糖分にしたと
思う。ならばそれを人間が培養すれば、古新聞、古雑誌、をちり紙交換で
集めてきて、その微生物を使って分解すれば、糖類が得られる理屈だ。
それを集めて精製して飲料水に入れて飲めば栄養になる。 >>2
ググっても出てこないけど、
1980 年代まで、韓国で蝉の揚げ物が屋台で盛んに売られていたのは事実
ポンテギの代用食だった? もともと共生菌がいるんだけど
あるセミの系統では、もともとの共生菌を持たず、冬虫夏草のような共生菌がいる
だから途中で入れ替わったんだろうと言う話 戦前戦中の昆虫研究は、国内外の昆虫の生態などを調べることで
農業への応用や害虫の駆除に役に立てるためなのであって、
けっして趣味でチョウチョを集めたりしているのではない
という言い訳が必要だったのだ。 蝉の幼虫に冬虫夏草の菌を植え付けて育てたら、冬虫夏草を大量生産できるのかな? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています