子どもが成長してからの太りすぎや肥満リスク増大を招く可能性があるという研究結果が、
23日の医学誌に発表された。
ノルウェー公衆衛生研究所は1999〜2008年にかけて協力者を募り、同国の女性約5万人について、
妊娠中に摂取したカフェインの量と、生まれた子どもが生後6週間から8歳になるまでの成長パターンを調べた。
カフェインの摂取量は自己申告に基づいて、「少ない(1日当たり0〜49ミリグラム)」
「平均(同50〜199ミリグラム)」、「多い(同200〜299ミリグラム)」
「非常に多い(同300ミリグラム以上)」の4段階に分類した。
カフェインはコーヒーや紅茶、ドリンク剤、チョコレートなどに含まれる。
調査の結果、妊娠中のカフェイン摂取量が非常に多かった女性は、摂取量が少なかった女性に比べ、
子どもが1歳になるまでに成長過剰になるリスクが66%高くなることが分かった。
カフェイン摂取量が平均だった女性は10%、多かった女性は30%、それぞれ子どもの成長過剰リスクが高かった。
さらに、妊娠中に平均〜非常に多い量のカフェインを摂取すると、
子どもが3〜5歳なった時点で太りすぎになるリスクが大幅に高まることも判明。
8歳の段階では、母親のカフェイン摂取量が非常に多かった子どものみ、影響が残っていた。
母親のカフェイン摂取量が非常に多かった子どもの平均体重は、
母親のカフェイン摂取量が少なかった子どもに比べ、3歳で213グラム、5歳で320グラム、
8歳では480グラム上回った。
研究者は、「妊娠中のカフェイン大量摂取は、乳幼児期の過剰成長や子ども時代の肥満と関係していることが、
今回の研究で示された」と解説している。
関連ソース画像
https://www.cnn.co.jp/storage/2018/04/24/6ae7a23371b44438ed82955f8179e77b/faf-coffee-mug.jpg
CNN
https://www.cnn.co.jp/fringe/35118271.html