英医学誌ランセットに発表した。日本は肺がんと食道がんの生存率が調べた中で最も高かったが、
血液がんは欧米に比べ低かった。
ロンドン大を中心に各国の研究機関が参加し、
各国のがん登録データベースに基づき2000〜14年の15年間に診断された18種類のがん約3750万件を分析した。
北米、北欧、オーストラリアなどは多くのがんで生存率が高く、日本も10〜14年の食道がん(36%)、
肺がん(32・9%)は最も高かった。胃がんや乳がん、子宮頸(けい)がんも上位グループだった。
一方、白血病や悪性リンパ腫などの成人の血液がんや皮膚の悪性黒色腫は低かった。
血液のがんは欧米と日本でタイプが違う可能性があるという。
東南アジアでは消化器系のがんの生存率が高い傾向がみられた。
研究に参加した国立がん研究センターの松田智大・全国がん登録室長は
「食道がんは薬物療法や内視鏡手術が進歩し、乳がんはがんのタイプに合わせた治療が浸透したことが、
生存率の向上に貢献したと考えられる」と分析する。
図:主ながんの5年生存率の各国比較
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2018/03/05/20180305k0000m040102000p/6.jpg
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毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20180305/k00/00m/040/058000c