【動物/生態】傷ついた仲間を手当てして回復させるアリ、独研究[02/12]
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【2月15日 AFP】
アフリカに生息するマタベレアリ(学名:Megaponera analis)は、
狩りの襲撃中に負傷した仲間のアリの傷口を手当てするとの「驚くべき」研究結果が14日、発表された。
「衛生兵」のアリは仲間が回復するまで看護するという。
英学術専門誌「英国王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society B)」に掲載された研究論文によると、
傷を負ったマタベレアリは仲間によって巣に運ばれ、そこで手当を受けるとされる。
仲間のアリたちは傷ついたアリの傷口をなめるために集合し、衛生兵の役割を果たす。
この行動は、負傷した兵隊アリの死を約80%から10%程度にまで低下させることが、
今回の研究で観察された。
独ビュルツブルク大学(University of Wuerzburg)バイオセンターの研究チームは、
こうした看護行動を人以外の動物で確認したのは今回の研究が初めてだと主張している。
論文の共同執筆者で、
現在はスイス・ローザンヌ大学(University of Lausanne)に所属するエリック・フランク(Erik Frank)氏は「これは、
多くの動物において知られている自己治癒ではなく、同じ巣の仲間による手当の行動だ。
傷口を集中的になめることで、感染症を防ぐことができる可能性が高い」と話す。
世界最大級のアリの一種マタベレアリは、どう猛な性格で人をかむこともあるが、
負傷したアリを手当てするために巣まで運ぶ際、その強力なあごが役に立つ。
アフリカ南部の好戦的なマタベレ(Matabele)の人々にちなんで命名されたこの昆虫は、
自分より大きなシロアリを捕食する。狩りの際には200〜600匹の個体で縦列を組み、餌場を襲撃する。
こうした狩猟方式が原因で、多くのアリが傷を負う。
シロアリの兵隊アリから足を食いちぎられることも少なくない。
■SOS信号
襲撃後、獲物のシロアリを巣に運ぶアリがいる一方で、一部は傷を負った仲間を捜して周辺を見て回る。
フランク氏によると、傷ついたアリは特殊な腺から分泌される化学物質のフェロモンを使って助けを呼ぶのだという。
ここではフェロモンがSOS信号の役目を果たす。
さらに驚くべきことに、6本ある足のうちの5本を食いちぎられるなど、ひどいけがを負ったアリは、
あえて自らを連れて行くなと救助アリに合図をする。
けがの程度が軽いアリは、救助アリの仕事をやりやすくするためにじっと動かないでいるが、
致命的な傷を負ったアリはそれとは異なり、救助アリがあきらめて先へ進むまで激しく暴れ、抗うのだという。
フランク氏によると、通常の襲撃1回につきコロニーのアリ3〜5匹が傷を負うため、
1日に合計約20匹の負傷アリが発生することになるとされる。
フランク氏は、AFPの取材に応じた電子メールで
「コロニーでは出生率が1日に10〜14匹程度と比較的低いため、1日にこれほど多数の負傷アリが出ることは致命的だ。
もし傷ついたアリを救うことができなければ、彼らにとって極めて大きな犠牲となる」と説明している。(c)AFP
関連ソース画像
http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/b/5/700x460/img_b51c29c60c54f523c0950d869f06b407150148.jpg
http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/c/2/700x460/img_c2e8d126682b820662ec05d11513bed0188564.jpg
AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3162558 昔々「日本人は黄色いアリ」だと言ったフランスの女性首相が居たよね。 シロアリは大人しい平和的な虫なんだよな。アリのほうが獰猛。
シロアリの天敵はアリ。
日本でもシロアリの雄(羽アリ)を捕獲して巣に連れて行く
アリの大群を見たことがある。 シロアリの羽アリが腐った木の間から次々に飛び立とうとしていたが、
アリの行列がそのすべてを捕らえて巣に運んでいた。 でもシロアリを放置したら木造の家なんて穴だらけになってしまう
>>1のアリのメガポネラはかつてから昆虫図鑑とかに正式な和名も学名もなく載ってたなあw
クロオオアリとかと同じ、大顎の内側がぴったりと噛み合うタイプの顎なんだが
それが長く伸びていて戦闘力を増しているタイプ
南米のパラポネラも似た形だったかな
>シロアリの兵隊アリから足を食いちぎられることも少なくない。
アリvsシロアリの戦いは熾烈だよなあ
シロアリは殆どセルロース食だがアリは雑食で動物質のものも大好きだから
シロアリをどんどん食ってしまう
最初は無力な働きシロアリがアリにどんどんやられるが
暫くすると大顎が巨大だったり、頭から粘液を出したりする兵シロアリがどんどん出てきて
アリに反撃する
>>1の種類はヒアリと同じで毒針もあるタイプなので攻撃が更に激しい
それでも兵シロアリに噛み付かれまくる
海外には兵シロアリも体長1.5pに対して大顎が5oくらいあるのがいる。
あるいはシロアリでも地上徘徊性で落ち葉を集める奴なんかは兵シロアリでも大顎が短いのだが
その代わり噛み砕く能力が高くてこの類のはアリの攻撃に滅法強い
アリに関しては、最近は大きい個体をただ兵アリと呼ぶことはなく
大きくて頭でっかちなのをメジャー、小さい普通の働きアリをマイナーなんて呼んだりしている
ハキリアリなんて何段階にも大きさの差があってそれぞれ役割が決まってるし
他のオオズアリでも、兵アリと言いながらむしろ戦いでは動きが鈍くて弱く
じゃあ何をしているかというと、働きアリでは大きくて咥えられないものを大きな口で咥えて
運ぶだけなんだとw
シロアリの兵シロアリで粘液を出したり(本当にいるのか疑問視されているが)頭部を爆発させる兵シロアリとかがいる種類と
オーストラリアのブルドッグアリあたりでの抗争を見てみたいと思うが、両方に詳しい人がいないんだよなあ ttp://www.antwiki.org/wiki/Megaponera
>>1のアフリカ産のメガポネラ。15mmくらい。巨大な大顎と毒針を持つ
ttps://www.youtube.com/watch?v=mxwO6cFZ5Sc
南米産のパラポネラ。25〜30oくらい。歩くキイロスズメバチ。毒針が強烈で何日も寝込む
ttps://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/3/3e/Dinoponera_quadriceps_MHNT.jpg
南米産のディノポネラ。25〜40mm。歩くオオスズメバチ。更に毒が強く、また上の2種に比べて大顎が細長く噛んで切り裂く能力も高く
その傷口に更に1cm近い毒針を突き刺したりする
ttp://www.antwiki.org/wiki/images/e/e3/Ajay_pyriformis_scale.jpg
オーストラリア産のブルドッグアリ(ミルメキア) これも体長30o近いものがいる。小型種は12oとクロオオアリサイズだが
20cmもジャンプできるので、ユーカリの木から飛び掛かり顔や首などを数十匹が噛み付く!という事になる
これも毒針持ち
多数に噛まれるとアナフィラキシーショックで死ぬこともあり、大変に危険
見ての通り大顎が細長くて鋭く、噛み付く武器としての能力が高いが土を掘るのはあまり得意ではない模様
ttp://neverwildenough.blogspot.jp/2013/06/ants-of-singapore-05.html
カンポノトゥス・ギガス(マレーオオアリ) 日本のクロオオアリとかと同属だが、これも30oを超える巨大アリ
これまで紹介した中で初めて毒針無し
だが噛む力が強く、またギ酸もたっぷりあるので物凄く痛くやはり危険
このアリをファイヤーアントとして紹介した資料もあったが、今ではファイヤーアントはヒアリに対してだけ使われる
アリの大顎にシャベル型とか釣り針型とか鎌型とか名付けたら面白いだろうけど
試みた人はいないみたいだなあ
その辺の図鑑だとサムライアリの大顎が鎌型で戦闘およびクロヤマアリの巣から蛹の入った繭を運ぶのにだけ向いていて
土掘りや巣作りが出来ない、なんてのはよく説明される ダメージを受けたアリってどうしてケツとアタマをくっつけようとするんだ? >>20
死にかけた昆虫で胴体を体の下面側に曲げるものって多いよねえ
アリを上から踏む→上の神経がやられる→上の方で体を反らせる筋肉が働かない
→体が下に曲がる
こんなモデルを考えたが
下の方の神経を麻痺させたらどうなるんだろうね ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています