0001しじみ ★
2018/02/01(木) 16:22:53.00ID:CAP_USER総合研究大学院大学の研究チームが熱帯魚の実験で発表した。
31日付の英王立協会紀要(http://rspb.royalsocietypublishing.org/別ウインドウで開きます)に掲載された。
研究チームはアフリカ原産の熱帯魚シクリッドを雌雄別に3匹ずつ大型水槽に入れ、
約20分の間に仲間内で起きた攻撃を分析する実験を延べ19組実施。最も大きい魚
(@)に攻撃を受けた2番目に大きい魚
(A)が、その直後に最も小さい魚
(B)を攻撃するパターンが136回観察できた。
ランダムで攻撃が起こるより高い頻度だった。
また、AがBを攻撃した時、@もBを攻撃する例が多かった。
Aの八つ当たりは、攻撃の矛先をほかに向かわせる効果があった。
さらに、@がAを攻撃した直後、便乗してBがAを攻撃することもあったが、
Aが先にBに攻撃すると反撃はなかった。
同大の伊藤宗彦客員研究員は「八つ当たりは集団内の順位が低い仲間からの攻撃を防ぎ、
地位を守るのに役立っているようだ」と話す。
八つ当たりは霊長類など集団で暮らすほかの生物にもある。
沓掛展之講師は「攻撃が起こると集団内で連鎖し、ダメージは弱い個体に蓄積されてしまう。
抑止は難しく、集団飼育では気をつけなくてはならない」と話した。
画像:実験で用いた熱帯魚シクリッドの一種「ジュリドクロミス・レガニ」(総合研究大学院大提供)
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20180131000690_commL.jpg
朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASL1Y6K0PL1YULBJ00J.html