148の続きです

重力の本質や正体については専門の先生方が日夜研究されている事と思いますが、
素人目にも重力は不思議な力で、すべてのものに一様に作用し、
加速度や遠心力でも重力は感じられます

ここで1つ遠心力に着目したいのですが
SF等で宇宙空間で円筒状のコロニーを回転させて、遠心力によって内部に重力を作り出すアイデアが出てきますね
ここで1つ確認は、その重力は3次元に発生しているという事なのです
円筒の内部の表面の2次元はタテとヨコの世界ですから、
3次元の奥行きの方向に生じる重力は、表面の2次元では感じられないと考えます
すなわち、回転する円筒の内部の表面の2次元は「無重力」という事です

ここで少し寄り道して、2次元の世界に重力を作り出す方法を確認します
それは加速度による方法もありますが、3次元のコロニーと同様に回転運動、
すなわち遠心力を利用する場合を考えます
これはごく簡単に、例えばレコードを回転させるように、2次元の平面を回転させるだけです
この時2次元上で、回転により外へ外へと向かう遠心力が発生し、それは重力と等価です
ここで大事なのは、2次元でも回転による重力は生じる事です
それを確認して話を戻します

話は再び、回転する円筒の内部の表面の2次元へ
前半に書いた通り、今の所、この2次元の世界はどこも無重力です
ここで、この円筒に3次元的な曲がりが生じたとします
円筒の一点が外に向かって膨らみました
その膨らみは、なだらかな曲がりで高々有限の高さです
この時、円筒の曲がった部分の内部の2次元では何が起きますかね
元々、その無重力の2次元で静止していた物体は、円筒の曲がりによって、2次元上で遠心力を受け始めるのです!
結果的に、この2次元上では、元々曲がりの部分で静止していた物体は、曲がりに沿って移動して、曲がりの頂点で停止します
これが、2次元における重力による落下なのです

以上が、自分がつい先日思い付いた、
空間の曲がりと重力の関係です