京大防災研究所レポートの
「(追加)川辺川ダムの効果の推定」のところ。

>?人吉地点の氾濫開始流量を
> 仮に5000m3/sと仮定すれば、氾濫水量を約3100万m3から、
>1)市房ダムのみ:約2300万m3(74%)
>2)市房ダム+川辺川ダム(500m3/s一定放):約400万m3(13%)
>3)市房ダム+川辺川ダム(200m3/s一定放流):約170万m3(5%)、
>に減少

こう言えるのは、
人吉地点の堤防がフロンティアやインプラント堤防の場合だけだ。
洪水が堤防を越流しても、破堤せず堤防である続ける時だけだ。

しかし今は砂や土で作られた土堤だから、越流すると破堤する。
堤防が洪水で削られて完全に無くなると考えている。

5000トンで人吉地点は氾濫するんだよね。
川辺川ダムで500トンと200トンの一定放流パターンでも
人吉地点で5000トンを超えていて「氾濫」と書いてある。

氾濫すると砂や土で作られた土堤は無くなる。
破堤した以降の、上流からの全洪水量が堤内に流れ込む。
決して約400万m3(13%)、約170万m3(5%)だけじゃない。

土堤は、フロンティアやインプラント堤防とは違うのに、
「川辺川ダムで氾濫水量が減少」と書くのは
事実と異なる印象操作だ。fact check!