■今年の英単語 fact(事実、現実、真相)

今年の英単語2017は、「事実」や「現実」と訳される英単語"fact"に決定いたしました。年間総合検索数は45,948、2月12日には5,152人の
ユーザー様からその意味を調べられました。fact はもともと多く検索される基礎英単語ですが、今年は2月に突出した検索数の急増を
見せた他、世間のニュースと連動した検索数の増加が見られました。

fact(真実)に対し、今年は「fake news」(嘘のニュース)という言葉もよく聞かれた年でした。アメリカのトランプ大統領がメディアを名指しで
「You are fake news」と呼んだことも、大きな話題となりました。しかし、「fake news」がWeblio英和・和英辞典で際立って多く調べられた
形跡はなく、fake(偽の)単独についても同じ様子でした。

一方、factの検索数の急増は、「オルタナティブファクト」(alternative fact)や「ファクトチェック」(fact check)といった語への世間の注目
の高まりと連動していることが読み取れました。フェイクニュースへの警戒が高まるにつれ、多くの人が「嘘のニュースに対し、事実とは
何か」ということを見つめ直していたようです。

https://prtimes.jp/i/22962/4/resize/d22962-4-869442-0.jpg
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000022962.html