米国の幼児向け教育番組「セサミストリート」を制作する非営利団体「セサミ・ワークショップ」は17日、1969年の番組開始以来、人気キャラクターのビッグバードを着ぐるみの中に入って演じてきた役者キャロル・スピニーさん(84)が引退すると発表した。
同番組の人気キャラクター、オスカーの人形師も務めていた。米紙ニューヨーク・タイムズ電子版によると、スピニーさんは体が思うように動かなくなり、2015年からは声のみの出演になっていた。
スピニーさんはエミー賞やグラミー賞を受賞。訪日した経験もある。
同団体の共同創設者は「スピニーさんの才能によって、ビッグバードが地球で最も愛される黄色い羽の友達になった」と功績をたたえた。スピニーさんは「役は降りるけど、これからもビッグバードであり続けるような気がしている」と話しているという。(共同)
https://www.sankei.com/entertainments/news/181018/ent1810180001-n1.html