日本とアルゼンチンは、ことし7月にそれぞれの国で生産された牛肉の輸入を解禁する見通しになりました。
これは齋藤農林水産大臣と日本を訪れているアルゼンチンのエチェベレ農産業相が14日会談して合意しました。
それによりますと、ことし7月までに日本はアルゼンチンのパタゴニア地方で生産される牛肉と羊肉の輸入を解禁する方針です。
アルゼンチンの牛肉は、家畜の伝染病口てい疫が発生したことを理由にこれまで日本への輸入を認めていませんでした。しかしパタゴニア地方では15年以上、
口てい疫が発生していないことなどから、問題がないと判断したということです。アルゼンチンの牛肉は脂肪が少ないことが特徴だということです。
一方、アルゼンチンも同じように日本産の牛肉の輸入を解禁し、今後、必要な手続きを進めることにしています。
日本にとっては輸出促進の追い風になることが期待され、農林水産省は「現地での富裕層を中心に日本の牛肉の魅力を知ってもらうきっかけとしたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180514/k10011438211000.html