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【 自己愛性人格障害の特徴 】


◇誇大な言動
・自分は才能がある特別な人間だと思い込み、それに伴った言動が目立つ

◇他者からの評価に過敏
・恥をかいたり、屈辱感を抱いたりするとカッとなって激しく怒り出す

◇他者への共感性の薄さ
・病気で入院している人のところへお見舞いに行って、自分の健康自慢をするなど相手の状況を考えない言動をする


・わがまま・傲慢な態度をとる

・自分に夢中で他人のことは全く考えない

・注目の的でないと気に入らない

・他者に対する言葉づかいは常に攻撃的

・他者の反応を気にしない/怒りに表わすことで気にしないことにしている

・他者の気持ちを傷つけても平気

・弱くみじめな立場にいて鬱屈している為、仲の良い他者や育ちの良い人を恨ましく思う

・不平、不満、恨みを晴らすために力強い何かに溺れたいと力やスリルを希求する

・攻撃性が病的に拡大されていく


・自分が常識で、善悪の判定者であるかのようにふるまい、
優れた人物であるようにと印象操作し、
自分の欠点に気づかないようにするために他者の欠点を暴き、
賞賛してもらうために他者を利用したりします



■自己愛性人格障害とは
自己愛性パーソナリティ障害とは、自分に対して誇大なイメージを抱き、注目や称賛を求める一方で、他者からのマイナスな評価に対して過敏に傷つきやすく、他者に対する共感性が薄いことを特徴とする障害です。

■偽って大きく見せる
自己愛性パーソナリティ障害の人は、自己愛が未成熟な状態にあると言えます。自己愛が未成熟な状態とは、ありのままの自分を受け入れ愛することができていない状態をいいます。その未成熟さの現れが「自己の誇大化」、「他者からの評価に対する過敏さ」、「共感性の薄さ」になります。

■自分を特別と思い込む
例えば自分自身が掲げる理想の姿が高く、「自分は特別」「自分はできる人間だ」という思い込みが強い傾向があります。そのために誇大な言動が表出します。「自分はできる人間だ」と思い込んでいるために他者からの評価を受け入れることができず、怒り出したり、過敏に傷つき、引きこもりやうつ病になったりすることもあります。

■共感性のなさ
さらに共感性の薄さによって、相手の立場に立って物事を考えることができず、その場にふさわしくない言動をしていたり、自分の目的達成のために友人を利用したりするような対人関係がみられることをいいます。


◆自分を棚に上げる、自分を客観的に見る能力が欠落している
(自分と他人を冷静に比較できていない)

◆何事も自分と他人を比較する
(やけに他人に勝とうとしてると要注意、根拠もなく勝ってると判断することもしばしば)

◆人の悪口や批判が大好きで生きがいになってる
(相対的に自己価値を高めるのが狙い)

◆異常に空気が読めない人、暗黙の了解を理解できてない
(他人の気持ちを読み取れない) 

◆自分が間違ってると言う発想がない、謝れない
(自分が悪い事は一つもないと思い込んでいる)

◆他人同士が自分を差し置いて仲良くするのを嫌う
(孤独恐怖症です)

◆嫉妬心や僻みが異常に強いが絶対認めない
(幸せな人間を嫉妬(憎悪)しますが高いプライドで認められません)

◆人が成果を出してることを皮肉ったりつまんなさそうにする
(心の奥底で嫉妬(憎悪)してますがまず認めません)

◆都合の悪い記憶の改竄能力
(10分前の記憶でも今もう自分に都合のいいものに書き換えられている)

◆他人を巻き込み傷つける
(他人を通してでないと自分の価値を見出せないという自己顕示欲)


この障害がある人が自分を誇大化する理由は、本当の自分に自信が持てないなどの理由があります。本当の意味で自分自身を受け入れることができていない状態なのです。