0001朝一から閉店までφ ★
2022/08/12(金) 23:03:47.57ID:CAP_USER2022/08/02 18:30
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。
今回は、美大受験に失敗したトラウマから母親の言いなりとして生きる23歳のOLが、さまざまな人物と出会い、関わりながら自身の苦悩と向き合っていく姿を描いた作品『ミューズの真髄』をピックアップ。
作者の文野紋さんが2022年6月24日にTwitterで同作を投稿したところ、13.1万以上(8月1日現在)のいいねと共に、多くの反響コメントが寄せられた。この記事では、文野紋さんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについてを語ってもらった。
“生きづらさ”を抱える23歳OLの人生リセットストーリー
同作は、高校時代に美大受験に失敗し、その後もトラウマを抱えながら生きる瀬野美優(せのみゆう)が主人公の物語。美優が受験に失敗したことで、唯一の家族である母親は仕事を休むようになり、丸一日部屋から出てこない日も。
そんな母親に負い目を感じる美優は、アルバイトをしながら“美大浪人生”として来年の受験を試みるも、とある日、キッチンのテーブルには母親が付箋を付けた求人情報誌とOL向けファッション雑誌が置かれていた。
母親が勧める企業に就職し、母親が良いと思うファッションに身を包み、“絵を描きたい”と思う気持ちを抑えながらOLとして生きる美優。そんな中、美優は合コンで出会った広告会社勤務の鍋島海里(なべしまかいり)と意気投合し、好意を寄せ始める。
鍋島のことを「わかってる人」だと感じ、勇気を出して食事に誘った美優だが、他の人に話せない心の内を語ってみるも、逆に傷つく言葉を返されてしまう。
自分に期待し、“思い上がっていた”と感じた美優が足早に自宅へ戻ると、自分の部屋の油絵のキャンバスをカッターナイフで今にも傷つけようとする母親の姿が。美優の美大受験を失敗と決めつけ、「美優ちゃんのことを心配してるから、キャンバスを壊す」と話す母親に、「私の人生を失敗って決めつけないでよ」「もう一度絵を描かせてください」と土下座し懇願する美優。
しかし母親は逆上し、「変なこと言い出さないで」と美優の頬を叩いてしまう。そこでようやく吹っ切れた美優は、母親に別れを告げ、キャンバスと美大受験の資料を抱えて裸足のままベランダから家を飛び出す。
トラウマやコンプレックスを克服しようと苦悩しながら生きる、23歳OLのリアルな心情を狂おしいほど繊細な描写で見せる同作。Twitterでは「身に迫るものを感じた」「気持ちがよくわかる」「すごく引き込まれた!」「幸せになってほしい」など、感想とともに多くの共感コメントが寄せられている。
https://thetv.jp/news/detail/1093021/
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https://thetv.jp/news/detail/1093021/p2/