0001朝一から閉店までφ ★
2018/07/26(木) 15:01:28.73ID:CAP_USER「FGO」がリリースされる2年前の2013年、TYPE-MOONのシナリオライター・奈須きのことイラストレーター・武内崇からの依頼を受け、
「FGO」第1部の主題歌「色彩」を制作。また満を持して2015年にスタートした「FGO」では、声優としてジャンヌ・ダルクら7人ものキャラクターに声を当てている。
このたびリリースされた「逆光」は、そんな坂本真綾と「FGO」によるタッグの集大成とも言えるニューシングル。表題曲「逆光」は、「FGO」の第2部「Fate/Grand Order -Cosmos in the Lostbelt-」の主題歌として、
ゲーム制作サイドとの入念な打ち合わせを経て書き下ろされた。7月26日から稼働するアーケードゲーム「Fate/Grand Order Arcade」の主題歌「空白」と、「色彩」のアンプラグドバージョンも同時収録。
「FGO尽くし」の1枚に仕上がっている。コミックナタリーでは、坂本と奈須のインタビューをセッティング。アーティスト、クリエイターとしてリスペクトしあう2人に、
「色彩」が生まれた背景から、「逆光」に至る過程、そして「色彩」「逆光」と“出し尽くした”あとに生まれた「空白」への思いを語ってもらった。
取材・文 / 青柳美帆子 撮影 / moco.
「色彩」はこうして生まれた
──「Fate/Grand Order」の第1部(※1)主題歌として誕生した「色彩」は、坂本さんご自身が「『色彩』で私の音楽を知ってくださった方も多いみたいで、
もはや私の新たな代表曲になりそうなほど大きな存在になっています」とおっしゃるほど、ファンを増やした曲です(参照:坂本真綾「ハロー、ハロー」インタビュー)。
坂本さんにこの主題歌をお願いするまでの経緯はどのようなものだったのでしょうか。
奈須きのこ 実は「FGO」の全体プロットを作成しているときに、坂本さんの「スクラップ〜別れの詩」をよく聴いていたんです。だからプロットが完成して着地点ができた段階で、
「主題歌が欲しい。欲を言うなら坂本真綾さんに曲を提供していただきたい」とダメ元で話しました。そうしたら武内(崇)が「いっそ坂本さんに新曲を作ってもらえるよう、頼んでみたら?」と。
僕はまさか坂本さんにお願いできるとは思っていなかったのですが、武内は「まずやってみよう」と行動する奴なんですよね。坂本さんご本人の前で言うのもアレなのですが、
自分は「約束はいらない」の頃から坂本さんのファンだったので、そういう憧れの歌手に新曲をお願いするなんて畏れ多くて……。武内はそんな自分が一歩引くほど熱心なファンなんですけど(笑)。
坂本真綾 ありがとうございます(笑)。
奈須 そうやって「当たって砕けろ」の精神でお願いしたところ、関係者の皆さんがTYPE-MOONのわがままを聞いてくれて、実現に至りました。
坂本 ものすごくありがたいお話でした。TYPE-MOONさんの作品には「空の境界」に出演させていただいていたので、声優として奈須先生と知り合ったのはだいぶ前のことになります。
その中でじっくりお話しする機会もあって、勝手にいろいろと作品に対するシンパシーも感じていました。そういったクリエイターの方からお話をいただけるのは、
作り手としてすごくうれしい。ストーリーを聞く前だけど、「奈須先生が作る作品ならやらせていただきたい」という思いでした。
奈須 お願いしたのは、2013年の後半くらいですよね。
坂本 そうですね、振り返ると結構前のことですね。2014年に入ってから具体的に打ち合わせをし始めた記憶があります。当初、「FGO」は2015年の春先にローンチ予定だったんですよね。
奈須 そこから延期が重なって結局2015年夏にスタートになったので、坂本さんにとっては曲はできているのにいつまでも公開されない状態が続いていたかと……いや、本当にすみません……。
===== 後略 =====
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