◆トランプ氏、韓国に緊急警告 北朝鮮との対話路線に“黙っていろ!”

http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20170515/frn1705151100004-n1.htm

ドナルド・トランプ米大統領が、「北朝鮮に近すぎる」とされる韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領に緊急警告を発した。
文氏が、北朝鮮との対話に意欲を示していることに、不快感をあらわにしたのだ。
米国が世界最強の軍事力で圧力をかけながら、北朝鮮の「核・ミサイル開発」の完全放棄に取り組んでいるなか、
文氏が国際的な連携を崩すことに強烈なクギをさしたようだ。

「北朝鮮情勢は韓国や日本、中国にとっても非常に危険だ」「対話するのは構わないが、『適切な環境』に基づかなければならない」
トランプ氏は12日に放映されたNBCテレビのインタビューで、文氏にこうメッセージを送った。
「適切な環境」については、「1カ月か2カ月すれば、きちんとした答えを言うことができるだろう」と語った。

つまり、「いま、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長を屈服させるために、日本や中国と連携して強烈な圧力をかけている。
『極左・従北』派はしばらく黙っていろ!」という意味だ。

文氏は、同国で最も「極左」とされた盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の民情担当首席秘書官(司直の総括役)や、秘書室長(政権ナンバー2)を務めた人物である。

就任式の演説でも、「必要なら直ちにワシントンに飛んでいく。北京、東京にも行き、条件が整えば平壌(ピョンヤン)にも行く」と語った。
この「従北」姿勢が、アジアの平和と安定を脅かしかねないのだ。
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北朝鮮は50年代から核開発を始めた。90年代には、核開発を凍結させる見返りに経済的支援を約束させるなど、米国を手玉に取りつつ、ひそかに開発を続けた。
2006年に初の核実験を強行。12年には、北朝鮮憲法に「核保有国」だと明記した。

官邸周辺は
「日米韓は北朝鮮にだまされ続けてきた。核・ミサイルという現実的な脅威が目の前にあるなか、文氏の『従北』姿勢は、北朝鮮の時間稼ぎに利用される。
どちらの味方なのか分からなくなる。単純な対話路線では危機は排除できない。東アジアと世界の危機を高めるだけだ」と語っている。