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東洋物産の前身、東洋精工光は戸田の手によって創設された。戸田は自ら日用雑貨を
販売して歩き、「売れば功徳がある。買えば功徳がある」と会員に強制し、
買わない者には罰論まで持ち出して恫喝したという。日用雑貨はいつのまにか高級電
化製品に変わっていた。常識では考えられられ価格で大量に仕入れられ、利幅は四割、
五割。高い値段、しかもアフターケア不備のため、本部への苦情が殺到したという。
だが、戸田は「組織販売で、十万人の会員を握れば大成功だ。
宗教は儲かる商売だ」と語ってはばからなかったのである。『聖教新聞』発行についても、
外部からの資金調達に際して、「これから始める新聞は記者も配達人も信者だから、
経費は紙と印刷代だけだし、購読料も信者の班組織を通じて集金するので確実である。
こんな確実な事業はない」と説得していた。
一部省略
この学会の一貫した会員搾取、利益追求の特性を、第3代会長と幹部たちは、戸田と比較に
ならぬ熱心さ、残忍さをもって、組織化し体系化することに成功したのである。
いまや学会の欲望は、日本という範囲を超えようとしている。東洋物産を称して池田は
「日本の3大商社のひとつにする」と豪語してきたそうだが、事実、東洋物産は
日中友好商社に指定された実績を持ち、中国貿易の足場を確立しようとしてきた。
池田の訪中、周恩来やケ小平との会談は、単なる平和外交ではなかったのだ。
公明党議員団訪中とともに、すべて商売の布石につながっていたのである。
と同時に、ヨーロッパ市場、アメリカ市場に対しても、池田は躍起になって
進出を狙ってきた。EEC(欧州経済共同体)の生みの親グーデンホーフ・
カレルギーをとおしてヨーロッパ市場に、キッシンジャーをとおしてアメリカ
経済を支配する、ユダヤ資本にコンタクトをつけようと努力してきた。
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一部省略
この学会の一貫した会員搾取、利益追求の特性を、第3代会長と幹部たちは、戸田と
比較にならぬ熱心さ、残忍さをもって、組織化し体系化することに成功したのである。 👀
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