実は7700Kどころか、2015年に発売された6700KにすらRyzen7 1800Xは負けています。6700Kの方が+1%性能が高いです。

さらに決定的なのが、Ryzen7 1800XはCore i5にすら負けているということです。

たった3万円程度で買えてしまうCore i5 7600Kに負けているのは致命的です。

Ryzen7が7700Kに勝てなかった理由は1コアあたりの性能が低いことです。またRyzen7はオンボードグラフィックスが付いていません。
オンボードグラフィクスのためのチップ面積を削ることによって、汎用プロセッサコアを4コア増やすスペースをつくりIntel Core i7に対抗しようとしたからです。

実際にはそこまでしたのにもかかわらず、Ryzen7 1800Xの8コア16スレッドはIntel Core i7 7700Kの4コア8スレッドにベンチマークで勝つことができませんでした。

しかも価格は7700Kの方が遥かに安いです。さらにIntelにはオンボードグラフィクスもしっかり付いてくるので、あらゆる面で7700Kの方が有利だと言えます。