つくば市は26日、市のコミュニティーバス「つくバス」で、2路線の新設やルート変更などの再編案を市議会全員協議会に示した。高齢化やつくばエクスプレス(TX)沿線の開発に対応するためで、大幅な見直しは2011年以来という。まだ素案の段階で、今後、住民説明会で意見を募り、今年10月、来年4月の2段階で実施する予定だ。
つくバスは現在、市中心部から筑波山に向かう「北部シャトル」や、TX沿線が主なルートの「谷田部シャトル」など7路線あり、年間100万人以上が利用する。ただ市西部やTX沿線の西側に「空白地帯」があるため、再編案では主にこの地域をカバーする2路線を新設することにした。
また高齢化率が比較的高い市北部の筑波地区などでは、幹線ルートに接続する「支線」を試験的に設け、きめ細かくバスが回れるようにする。JR牛久駅(牛久市)に接続するバスの要望が多かった市南部の茎崎地区では、既存の民間路線バスへの補助などを検討しているという。
住民説明会は、5月12〜22日、市内7か所で計14回を予定している。
市総合交通政策課は「住民の意見を聞きながら、より利用しやすい公共交通にしたい」としている。
YOMIURIONLINE 2018年04月27日
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