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「背水の陣」を耐え、展示されている瓦=伊賀市上野丸之内
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師走も半ばを過ぎ、受験生の「追い込みシーズン」も本格化――。
そんな彼らの励みにしてもらおうと、伊賀市上野丸之内の伊賀上野城で1枚の瓦が展示されている。
10月に相次いで襲来した台風の風雨に耐え、天守閣の屋根の先端にとどまって「落ちなかった」という瓦。関係者は「ぜひ願掛けに」とPRしている。
城を管理する伊賀文化産業協会によると、伊賀上野城は10月の台風で瓦が落下するなどの被害を受け、先月末から始めた工事では約100枚の瓦を修繕した。
そんな中で展示中の1枚は、台風21号の強風で天守閣2階屋根の先端まで飛ばされて「背水の陣」に追い込まれ、
さらに翌週の22号の襲来で協会のだれもが「落ちるだろう」と想像する中、最後まで耐え抜く粘りを見せたという。
今月4日、修繕工事の際に大切に回収され、天守閣内で「不落の瓦」として展示された。
協会の専務理事で、かつて県立…
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三重)受験生必見、台風で「落ちなかった瓦」上野城展示
朝日新聞:2017年12月17日03時00分