0001坊主 ★
2017/12/06(水) 23:31:06.31ID:CAP_USERhttp://www.kyoto-np.co.jp/picture/2017/12/20171203144830030.jpg
戦災で被害を受けたパレスチナのガザ地区で3年前から緊急人道支援活動に取り組む「日本国際民間協力会」(NICCO、京都市中京区)の井坂智人さん(29)=茨城県大洗町=が一時帰国し、現地の様子を語った。復興が滞り、水や電気も不足している状況に「記憶が風化しつつあるパレスチナに関心を持ち、さらなる支援の継続を」と訴えた。
井坂さんは、2014年にイスラエルの侵攻で大きな被害を受けたガザ地区で、パレスチナ事務所現地統括として支援に当たっている。活動拠点のラファ市では「破壊や電力不足で水処理施設が機能せず、下水を海にそのまま流し汚染が進んでいる」という。
現地の人々の生活は「仕事がなく経済活動は無に等しい状況。水の価格も高騰しており、大人たちはこんな暮らしを早く抜け出したいと思っている。イスラエルへの報復の気持ちも、もはやない」と説明する。
地下水が塩水化しているため、井坂さんらは小学校44校に脱塩装置を付けて安全な水を供給し、下水処理施設に太陽光パネルを設置した。今後は被災農家への支援を強める計画だが、「機械を修理する機材や燃料を持ち込もうとしても、封鎖しているイスラエルによる規制が厳しく、ままならない。ガザ地区は天井のない牢獄(ろうごく)になっている」と話す。
京都新聞 2017年12月03日 16時20分
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