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重要文化財に指定された埴輪群＝下野市提供
下野市にある甲塚古墳から出土した機織形埴輪などが国重要文化財に指定されたのを記念したシンポジウムが１１月２６日、同市の天平の丘公園内の聖武館で開催される。
甲塚古墳は６世紀後半に造られたとみられる。
市の発掘調査で機織形の埴輪が見つかった。２種類あり、「原始機」と現代の結城紬の織り機の原型と考えられる「地機」の形状を模している。
近くには人物や馬をかたどった埴輪も２２点あった。
機織形埴輪の出土は国内で初めてで、他に出土した埴輪なども合わせて重要文化財に指定された。
当日は文化庁の横須賀倫達・文化財調査官が出土遺物の重要性について講演するほか、山口耕一・市文化財課長を司会に、
横須賀調査官や日高慎・東京学芸大教授らをパネリストに「甲塚古墳の発掘調査によってわかったこと」をテーマに話し合う。
機織形の埴輪などは会場隣りのしもつけ風土記の丘資料館で見ることができる。
申し込みは１０月１８日午前１０時から。先着１５０人。問い合わせは同館（※）へ。
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栃木）甲塚古墳の埴輪、重文指定記念でシンポ １１月
朝日新聞：2017年10月15日03時00分
