地上1メートルほどの部分から幹が14本に分かれた異形ブナが数年前に見つかっている。
市は「あがりこ女王」として新たな森の見どころに加え、情報発信や現地の環境整備に力を入れ始めている。
レクリエーションの森は、鳥海山北麓の標高約500メートルにあり、
地上1〜2メートルほどから幹が複数に分かれた異形ブナ「あがりこ」が数多く点在する。
積雪の上に出た部分で幹の伐採と萌芽が繰り返されたことで、特異な樹形となったという。
切り口から「芽が上がる」ことから、「あがりこ」と呼ばれ、
中でも幹回り7・62メートルと日本一の太さを誇る異形ブナは「あがりこ大王」と名付けられ、
森のシンボル的存在となっている。
あがりこ女王は、森入り口の管理棟から徒歩で約40分ほどの場所にある。
森の元管理人・田中二三男さん(69)=同市象潟町=が数年前、見回りの際に見つけた。
「神秘的な形をしたブナは数多いが、幹が10本以上に分かれているブナはほとんどない。
立派な姿に驚いた」という。
たくさんの幹が子だくさんの女性を思わせることから、田中さんが当初からあがりこ女王と呼んでいた。
写真:幹が多数に分かれている「あがりこ女王」
http://www.sakigake.jp/images/news-entry/20170926ak0022_01_l.jpg
以下ソース:秋田魁新報 2017年9月26日 20時24分
http://www.sakigake.jp/news/article/20170926AK0022/