国産のアニメーションが制作・公開されてからことしで100年になるのに合わせて、子どもたちがアニメの制作を体験する催しが東京都内で開かれました。
この催しは、アニメの制作を通して子どもたちに創造力などを育んでもらおうと、アニメの制作会社などで作る日本動画協会が、国産のアニメが制作・公開されてからことしで100年になるのに合わせて、今回初めて開きました。
東京・千代田区の会場には夏休み中の小学生およそ20人が集まり、制作会社でアニメを作っている講師から、アニメがどのようにして作られているのかを学びました。
子どもたちはその後、少しずつ違う静止画を重ねて絵を動かすいわゆる「パラパラアニメ」に挑戦し、手本の芋虫の絵をもとに、体を曲げたり伸ばしたりと動きがつくように何枚も絵を描いていました。
小学5年生の女の子は「芋虫を動かすのが難しかったです。アニメは日常にはない世界が描かれているのが好きなので、自分で作れるようになりたいです」と話していました。
また、日本動画協会の植田益朗プロデューサーは「子どもたちの表情がきらきらしていてとてもよかったです。子どもの能力を引き出せるような催しを今後も開いていきたいです」と話していました。
9日参加した子どもたちは、10日は実際に短いアニメを制作する予定だということです。
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20170809/5803981.html