下関市内の住宅地にある撮影スポットではこれまでに一部の鉄道ファンらによる
違法駐車やごみのポイ捨てなどの迷惑行為が相次ぎ、住民らがトラブルが起きないか懸念している。
JR幡生駅に近く住宅が立ち並ぶ下関市山の田東町の線路沿いはフェンスがなく、
線路をまたぐ陸橋もあり撮影を気軽に楽しめるスポットとして多くの鉄道ファンらが訪れる。
山の田東町自治会長の山尾研治さん(68)によると、2015年5月から16年3月までの期間限定で
大阪・京都−下関間で運行された「特別な『トワイライトエクスプレス』」が走った際には、多くの鉄道ファンが陸橋などを埋めた。
沿線がにぎわった一方、車がぎりぎり2台通れるほどの狭い市道は違法駐車の車が列をなし、住民らの車が通りにくくなった。
線路と道路を隔てる川にはペットボトルなどのごみが捨てられていた。
周辺一帯は地元住民が毎年2回清掃しており、4日に約50人が2時間ほどかけて草刈りやごみ拾いできれいにしたばかり。
山尾さんは「ごみのポイ捨てや路上駐車が増えるのではないか」と不安を口にする。
「豪華寝台列車が地元を走るのはうれしいこと。沿線で混乱なく運行されたら」と願う。
運行開始に向け歓迎ムードが高まる中、JR西日本下関地域鉄道部の河田哲也部長は
「マナーをしっかり守って、おもてなしの気持ちで瑞風を歓迎してほしい」と呼び掛ける。
写真:鉄道を間近に楽しめる一方で、鉄道ファンのマナーが懸念される
http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2017/0615/photo5.jpg
以下ソース:山口新聞 2017年6月15日(木)
http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2017/0615/7p.html