シンガポールなどの加盟国はミャンマー、バングラデシュの双方と友好関係にあるため、
この両国が数十年にわたる問題に終止符を打つ基盤を提供できる。
ASEANは政治的な役割を十分に果たし、長期的な解決をもたらす方針を定めなければならない。

そうすれば、ミャンマーとバングラデシュ >>1
そして長い間迫害されてきたロヒンギャという三者間の、公平な調停役を果たすことができるだろう。
メディアを席巻した毒婦は今、大阪拘置所で“ある決定”を待っている。

1998年7月、夏祭りで振舞われたカレーにヒ素が混入、67人の死傷者を出した「和歌山毒カレー事件」。
死刑判決が確定している林真須美(55)は再審請求中で、結果如何では“地獄からの生還”もあり得るのだが。

4人を殺害し、63人を殺そうとした罪に問われた真須美は、一審二審ともに死刑判決。
2009年5月には、最高裁で刑が確定した。>>1

「その年の7月に和歌山地裁になされた再審請求について、
昨年6月、地裁から弁護団に『最終補充書を9月16日までに提出するように』との連絡がありました。

3月末までに、何らかの判断が下されるのではとみられます」(全国紙デスク)
判決の大きな根拠となったのは、東京理科大の中井泉教授(分析化学)によるヒ素の鑑定結果だった。
「兵庫県佐用町の大型放射光施設『スプリング8』を用いた鑑定では、事件現場に残された紙コップに付着したヒ素と、

真須美宅の台所の容器に保管されていたヒ素が同一物とされ、犯行の裏付けとなりました」(同
が、弁護団の依頼でこの鑑定結果を分析し、補充書でその誤りを指摘した京大大学院の河合潤教授に聞くと、

「11年の秋、初めてスプリング8を用いた鑑定書を見て、すぐにおかしいことに気づきました」
具体的には、>>1

「同一の証拠資料を分析し、含まれている微量元素の濃度を『ピーク強度』で表したグラフが出てきます。
ところが、同じものなのに、複数回の測定でSn(スズ)やSb(アンチモン)の強度が異なっている。

実はスプリング8の分析とはこれほど大雑把で、例えれば料理の時、砂糖の重さを体重計で計るようなもの。
誤差が大きく、事件の鑑定には不向きなのです」>>1
裁判では、現場の紙コップのヒ素のほか、通称「林真須美関連亜ヒ酸」と呼ばれるものが6種類登場した。

内訳は、台所から押収された1種と、親類など関係先から提出された5種である。
「地裁判決は、この6種のうちどのヒ素が紙コップにあったのかは断定せず、どれかが入れられたと述べている。

つまり鑑定結果は、合計7種のヒ素は全て同一物だと結論づけようとしている。
最も重要な紙コップのヒ素も、他とはピークの高低差などが異なっているのに、>>1
中井先生は『同一の工場が同一の原料を用いて同一時期に製造した亜ヒ酸』と言い切っている。

「河合さんは『スプリング8は精度が低い』と主張しますが、私はある化学会社が製造した亜ヒ酸を使って、
ロット(製品の入った缶)が異なると結果がどのように違ってくるのか、比較実験を行なっている。
そして、私が分析した事件に関する亜ヒ酸はみな、その他とは明らかに異なる波形パターンを示している。

全てが同一の起源に由来すると、はっきり言えるのです」
見解は大いに異なれど、先のデスクはこう言うのだ。>>1

「仮に再審開始となれば無罪となる可能性が高く、まず請求が通るとは考えられません。
過去に再審が認められたのはDNA鑑定など、誰の目にも明らかな新事実が出てきたケースばかり。
却下されれば高裁に不服申し立てを行なうのでしょうが、いずれにせよ今回 >>1

スプリング8の信頼性が揺らいだのは間違いありません」歩行中の交通事故の死傷者は小学1年生が際立って多い。
公益財団法人「交通事故総合分析センター」に朝日新聞が依頼して事故データを分析すると、こうした傾向が見えた。

小学校の入学を機に親から離れての行動が増える一方で、外歩きの経験が浅く、危険を認知する力
 同センターは警察などから事故情報を提供されている。

2015年までの5年間に、歩行中の事故で死傷した小学1年生は8944人(死者は30人)。
入学を機にぐんと増え、6年生になると4分の1に、1995年以降について、年齢別の死傷者数をグラフ

少子化に加えて通学路の安全対策や啓発活動などで死傷者数は減ってきたものの、小1と重なる6、7歳児が最も多い、
15年の場合、7歳児の人口10万人あたりの死傷者数は約140人で全年齢の3倍に上る。
15年3月、東京都内の住宅地で遊戯中に死亡事故。、、、、、、