海開きを目前に人気の海水浴場で毒の針を発射する危険なクラゲが次々と見つかっている。死んでいても刺される恐れがあるので、絶対に触らないでほしい。
兵庫県の海水浴場で毎年行われている水質検査。ウェットスーツを着た県の職員が海水を採取し、水の透明度や大腸菌の数を詳しく調べていた。海開きに向け着々と準備が進む。
ところが…。毎年、多くの海水浴客でにぎわう鎌倉市の由比ガ浜はとんでもないことになっていた。青い風船のように見える物体「カツオノエボシ」。猛毒を持つクラゲが大量に漂着していたのだ。
浮き袋を使って海面を漂い、数メートルにも及ぶ長い触手を持つカツオノエボシは通称「デンキクラゲ」とも呼ばれる。触手はとても長く、先端の毒針に刺された瞬間、雷に打たれたような激痛が走るのだ。
これは毒針に刺された魚の様子。必死に逃れようとするが決して離さない。なぜ、これほどまで漂着しているのか。例年、夏ごろに多く打ち上げられるカツオノエボシ。
今年はゴールデンウィーク中でも気温が高く、20度を超えていたこと。そして、南風が吹き続けていたことから例年より早く海岸に流れ着いたとみられる。
さらに、カツオノエボシは死んでいても刺激に反応して毒針を発射することもあるのだ。
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