ホワイトカラー【マット・ボマー】イケメン俳優 Part2
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信長「神さん」
宗一郎「ん?」
部活に行く途中で偶然会った2人
信長が何かを見つけたのか宗一郎を呼んだ
信長の視線の先に目を向けると
車椅子に乗った女の子が
女の子は階段の上でウロウロしている
宗一郎は階段を駆け上がり話し掛けた
宗一郎「どうしたの?」
長い茶髪
可愛い顔立ち
繭「えっと…」 名前はマユと言い
兄の忘れ物を届けに来た
行きはエレベーターで昇ったが
帰りはエレベーターのありかがわからなくて
迷っていた
宗一郎「信長、おいで」
手招きされて信長は階段を駆け上がる
繭「わっ」
宗一郎が繭を抱き上げた
繭は顔を真っ赤にする
宗一郎「車椅子運んで」
信長「はーい」
信長に車椅子を任せ
ゆっくりと階段を降りる宗一郎
信長は素早く降りて車椅子の用意をした
繭「すみません」
繭がそう言うと宗一郎は微笑む
宗一郎「はい」
車椅子に繭を降ろした 繭「ありがとうございます」
宗一郎「どういたしまして」
信長「神さん部活始まるっす」
宗一郎「おう」
腕時計を確認しながら言う信長に
宗一郎は返事をする
宗一郎「ここから大丈夫?」
繭「大丈夫です」
宗一郎「気をつけてね」
繭「ありがとうございました」
宗一郎と信長は走って行った
いい人達… 紳一「遅刻だ」
信長「でも、いいことしたんすよ」
信長の言葉に紳一は耳を傾ける
紳一「…オレの妹だ」
宗一郎&信長「「えっ!?」」
信長「牧さん妹いるんすか?」
2歳下の妹で部活用タオルを届けにきたらしい
紳一「繭もな、オレを見て
小5の時からバスケを始めたんだ」
2人は真剣に話を聞く
紳一「県内じゃ有名なガードだったんだが…
中3の時交通事故に合って
右足を負傷したんだ
医者はリハビリすれば治ると言ったが
走れるようになるには1年かかると
言われ…夏の大会に間に合わないと
わかったあいつは
リハビリを受けなかった」
どう反応すべきか わからない2人
紳一「とにかく、ありがとな」 繭「おかえり紳一くん」
繭が車椅子で玄関に来た
紳一「ただいま。今日はありがとな」
繭「聞いて!すごくいい人達に会ったの」
紳一「そうか」
兄妹はリビングに入った
紳一「その2人はバスケ部員なんだ
お前の話、2人から聞いたよ」
繭「え!そうなんだ」
紳一は繭の頭を撫でた
紳一「土曜日は湘北と練習試合なんだが
見に来るか?」
繭「うん!見に行く」 体育館に響くシューズの音
網の擦れる音
繭はボーッとしてしまう
宗一郎「繭ちゃん」
繭「あ……」
紳一【長身なのが神で
ぼさぼさ髪なのが清田だ】
繭「神さん」
宗一郎「名前…牧さんに教えてもらったのか」
繭「はい」
宗一郎は繭の頭を撫でる
「…は、ははは…」
緊張してうまく笑えない
「集合っ!」
宗一郎「あ、始まる」
繭「頑張ってください」
宗一郎はコートに入って行った 「海南対湘北の試合を始めます!礼っ」
“お願いします!!”
海南の攻撃は
宗一郎の3Pシュートから始まった
繭はそれを見据える
美しすぎるシュートフォーム…
繭「すごい…」 79―75で海南が勝った
車椅子を移動させ
転がっているボールを手にとる
繭「懐かしいな」
自然と緩む口元
宗一郎「繭ちゃん」
制服に身を包んだ宗一郎が声を掛けて来た
繭「お疲れ様です」
宗一郎「バスケしたいの?」
繭「………でも…私……歩けなくて」
繭の前で宗一郎がしゃがんだ
目線が同じ高さになる 宗一郎「リハビリすれば
歩けるようになるんだろ?」
繭「………」
宗一郎「リハビリ辛い?」
真っ直ぐ見てくる宗一郎から視線を逸らす繭
宗一郎は繭の持っているボールに手を置く
宗一郎「歩けるようになったら
一緒にバスケしよう」
繭「……え…」
宗一郎「約束」
繭に小指を差し出す宗一郎
繭は宗一郎の小指に自分の小指を繋いだ
「…はい!」
私、頑張る…! とある土曜日
紳一「行ってきます」
繭「待って紳一くん、部活?」
紳一「ああ」
繭「病院行くから途中まで一緒に行っていい?」
紳一「病院?」
繭「リハビリ受けるから」
家を出て紳一は繭に合わせてゆっくりと歩く
繭「神さんと約束したの
歩けるようになったら
一緒にバスケしようって
紳一「そうか……頑張れよ!」 練習の始まる前
紳一「神」
紳一が宗一郎に声を掛けた
宗一郎「おはようございます」
紳一「おはよう…繭の事なんだが」
宗一郎はバッシュの紐を結ぶ手をとめ
紳一を見る
紳一「リハビリやる気にさせてくれて
ありがとう」
宗一郎「…繭ちゃんリハビリ始めたんですか?」
紳一「今日からな」
宗一郎「…」
紳一「お前とバスケしたいんだと」
宗一郎「約束しましたからね」
紳一「待っててやってくれよ。いつまでも」
宗一郎「もちろん!」 2ヶ月後
「試合終了っ」
審判の合図で整列する選手達
最も多く点を入れた宗一郎は
額から流れる汗を手の甲で拭う
練習試合とはいえ手を抜いていない
ダブルスコアで試合を終えた
信長「神さんお疲れっす」
宗一郎「信長もお疲れ」
タオルを信長に渡す
紳一「ベンチ空けろ」
紳一に言われタオルとペットボトルを
手にとった時
繭「神さん!」 繭が出入口に立っていた
宗一郎「…繭ちゃん」
驚いた表情の宗一郎、信長、そして紳一
繭が宗一郎に駆け寄る
繭「わっ」
体をフラつかせる繭を宗一郎は抱きとめる
宗一郎「足…治ったんだ?」
繭「リハビリ頑張りました」
紳一「歩けるようになったなんて
知らなかったぞ」
繭「驚かせたくて…黙ってた」
宗一郎「頑張ったね。おめでとう
一緒にバスケしよう!」
繭「はい…喜んで!」
神さんに出会えてよかった
ありがとうございます 繭「清田くん」
信長「牧!清田は委員会あるから遅れるって
牧さんに伝えてくれ」
繭「わかった」 宗「MVP? すごい」
繭「神さんとの練習、有意義でした」
宗「そう言われると幸いだな」
繭「本当にありがとうございます」
繭(神さん…好き…) 宗「繭ちゃん…?」
繭「行かないでください」
繭「神さん、好きです」
宗「!」
宗「オレも繭ちゃんの事、好きだ」 宗「オレ、繭が欲しい……いいかな?」
繭「宗一郎くん、私…………」
宗「何もかも…オレに任せて…」 このスレッドは1000を超えました。
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