乗換案内は、スマートフォンやパソコン向けに提供されている。利用者は実際に移動する日時で調べることが多いため、ある駅の入力数が普段の乗降者数を示すデータに対して不自然に多ければ、イベントの開催などにより、急激な混雑が起きる可能性が高いと推測できる。ヤフーは東工大と研究を進めており、主要103駅について約3カ月間の総検索数1億件程度を調査したところ、混雑を予測できることが実証された。
実用化に際しては、経路検索で混雑を注意喚起できるようにしたり、イベント主催者が混雑度やピークの日時の予測を誘導員の配置計画に生かしたりすることことを想定。将棋倒しによる事故防止にも役立てたい考えだ。
ヤフーが、経路検索に使う「乗換案内」の利用データや、「防災アプリ」を通した利用者の移動履歴などのビッグデータをサービスに活用する検討を始めたことが16日、分かった。利用者が将来の日時で経路を調べたデータを集めると、どの駅でいつ、異常な混雑が起きるかを予測できる。また、移動履歴で通勤の遅れなどを算出すると、各都市の災害への「対応力」が分かり、インフラ投資を進める上で客観的な指標になり得るという。
乗換案内は、スマートフォンやパソコン向けに提供されている。利用者は実際に移動する日時で調べることが多いため、ある駅の入力数が普段の乗降者数を示すデータに対して不自然に多ければ、イベントの開催などにより、急激な混雑が起きる可能性が高いと推測できる。ヤフーは東工大と研究を進めており、主要103駅について約3カ月間の総検索数1億件程度を調査したところ、混雑を予測できることが実証された。
実用化に際しては、経路検索で混雑を注意喚起できるようにしたり、イベント主催者が混雑度やピークの日時の予測を誘導員の配置計画に生かしたりすることことを想定。将棋倒しによる事故防止にも役立てたい考えだ。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/170917/bsj1709170911001-n1.htm