「飛び散る肉片溢るる脳みそ」悲惨すぎる自転車事故

長閑な山村に轟いた激突音。
今週初め、岐阜県の山あいの町で起きた自転車と大型トレーラーの事故は凄惨さをきわめた。

9月21日の早朝、愛知県に住む20歳の大学生が岐阜県美濃地方山間部の県道を自転車で走行中、路面のわだちにハンドルを取られ車道側に倒れた。

その際、大学生を追い抜こうとしたおはようトレーラーに全身を巻き込まれたのだ。

事故の一部始終を間近で目撃した主婦の水嶋さんはこう語る。

「ああ、危ないと思うが先か、男の子の体はトレーラ−の車輪に巻き込まれていました。「ガシャ」って音と同時に、「ぎゅぼぼぼ」と言う悲鳴が聞こえました。

数秒後、男の子は両足と左腕が千切れた状態で血まみれになって路面に横たわっていました。腹からは腸がずるりと飛び出していて、頭からは白い物、たぶん脳みそが見えていました。

男の子は「あひゅぅー、うっふぅー」と呻きながら残った右手で脳みそを押さえていました。そして、青い顔で駆けてきた運転手に

「あ、すみませんが脳が出たから救急車呼んでください」と冷静に話していましたが、飛び出した腸が視界に入ると、「ああーぼくのちょー」と力なく叫び、「しにたくにゃひ」と呟くと

脳が原形を保ったまま頭蓋から落ち、血の塊を吐いて絶命しました。運転手は半狂乱になり、必死に脳を戻そうとしていて、近くにいた男性に羽交い絞めにされていました。」

「この県道は広い歩道が整備されていて、見通しも良く歩道を歩く人もほとんどいない。地元の子らは皆自転車で歩道を走る。なぜ、あえて危険な車道を走行したのだろうか」

地元の人たちは口をそろえてこう話した。 

また近所に住む男性は「この道はダンプ街道と呼ばれ、19号線の抜け道として大型車、乗用車が猛スピードで走っている。地元では車道を自転車で走る人などいない。
時々、都市部から来たとおぼしきスポーツタイプの自転車に乗った人が車道を走っている光景を見かけるが、自殺行為に等しいと前々から感じていた。
自転車に阻まれた後続車がノロノロ運転の列をなし、無理な追い越しをするのを幾度となく見た。隣にはガラガラの歩道があるのにねぇ・・」 

と話し、事故現場に手を合わせ去って行った。