【ベトナム】ベトナムから中国へ…急増する「越境密航者」の実態[05/05] 現代ビジネス
中国最南部の広西チワン族自治区にある東興市は2012年から2016年にかけて、1.5億元(約)を投じてベトナムとの国境地帯の川辺に12キロにわたり高さ4.5メートルの壁を建設したのであった。

もっとも、中国とベトナムの国境線は全長1400キロ以上もあるうえ、2010年になってようやく陸路国境線を確定したほど境い目がアヤフヤである。
さらに西側にはベトナム以上に貧しいラオスとミャンマーも控えている。

ベトナム北部クアンニン省の国境都市・モンカイでは、ベトナム人ならば簡単な手続きをするだけで、
3日間だけ国境の向こうの中国側・東興市内だけ滞在可能な辺境住民渡航証を発行してもらえる。
中国国内に入り、そのまま東興市を離れて不法就労してしまうベトナム人もかなりの数に上っているのだ。以下略